2022.10.25 Tue 13:00 - 17:45 (12:30 受付開始)
@東京ミッドタウン・カンファレンス
GREE Tech Conference 2022は終了いたしました。
ご参加いただいたみなさま、Discordでの質問やコメントなど沢山ありがとうございました!!
グリー株式会社およびグリーグループ各社では、ゲーム・アニメ事業、メタバース事業、コマース事業、DX事業、マンガ事業と様々な事業領域でサービスを開発・運営するとともに、技術的なチャレンジも数多く行っています。
GREE Tech Conference
はこれら様々なチャレンジを通して得られた知見や、これから取り組んでいくチャレンジを紹介する技術カンファレンスです。
今回のテーマは
「
Beyond Expectations
」
直訳すれば「期待を超えていこう」という意味です。
わたしたちにとって何よりも大事なのは、サービスをご利用いただいているすべてのお客さまです。
わたしたちは良いプロダクトをより長く楽しんでいただけるよう、サービスを提供しているすべてのお客さまのご期待に応え、きちんと満足してもらうことが一番の根本であることを忘れずに仕事に向き合うプロ集団でありたいと考えています。
一方で、サービスを一緒につくっている仲間たちも同じくらい大事な存在です。
年齢も性別も国籍も関係なく、ただただ技術が好きで、ただただ技術を楽しんでいる仲間たち。それぞれ専門領域は異なるものの、互いに高め合える存在であり続けるために、リスペクトし合い、切磋琢磨しながら日々サービスに向き合っています。
お客さまであれ仲間たちであれ、相手の期待を一歩でも二歩でも超えて、想像の先をいくような結果を少しでも出せるような質の高い仕事をしていこう。
このような思いを込めて「Beyond
Expectations」をテーマとさせていただきました。
2022年は、わたしたちが磨き続けてきたサービスを多くのお客さまに届けることができた1年でした。
お客さまや仲間たちの期待を超えることを目指し、試行錯誤してきたさまざまな技術トピックを用意してみなさまをお待ちしております。
ぜひご来場ください!
よいコードが書けたとき、
よいデザインができたとき、
複雑な問題をシンプルに解けたとき、
そしてソフトウェアが、プロダクトが動き出したとき、
他のどんなときよりも
ぼくはわくわくして、嬉しいのです。
この感情をなんと呼んでいいのか
未だにわかりませんが、
こんなに楽しいことはない、
そういう楽しさを知っている
プロフェッショナル集団でありたいです。
CTO 藤本 真樹
東京ミッドタウン・カンファレンス
(ミッドタウン・タワー4F)
〒107-0052 東京都港区赤坂9丁目7−2 ミッドタウン・タワー 4F
都営大江戸線
「六本木駅」8番出口より直結
東京メトロ日比谷線
「六本木駅」より地下通路にて直結
東京メトロ千代田線
「乃木坂駅」3番出口より徒歩約3分
東京メトロ南北線
「六本木一丁目駅」1番出口より徒歩約10分
都営バス 都01
「六本木駅前」下車徒歩約2分
ちぃばす
「六本木七丁目」、
「檜町公園」下車徒歩約1分
OFFICIAL SNS
TrackB
17:30 ~ 17:45
ヘブンバーンズレッドのアドベンチャーパートに対するテスト手法
#QA #ソフトウェアテスト
ヘブンバーンズレッドのアドベンチャーパートでは、フラグ管理による膨大なテキストの分岐が含まれています。過去の選択肢によってメインストーリーの章をまたいで会話が変化したり、あるキャラクターの交流ストーリーを読んでいると別のキャラクターの交流ストーリーの内容が変化したりします。
アドベンチャーパートのテストをする上でこういったフラグ分岐を含めて整理された仕様書はなく、理解するためにはスクリプトを直接読むしかありませんでした。
そのままではスクリプトを読めない人がテストをするのは難しく、膨大なシナリオと分岐を網羅してテストすることが不可能でした。
探索的テストとフラグ管理の網羅
ヘブバンのアドベンチャーパートは時間帯で区切られて進んでいくため、テストもゲーム内の時間単位で作成し、テスト目的、観点をリストアップしたテストチャーターを用いた探索的テストを導入し、テストケース作成の工数をかけずに実施しました。
また、全スクリプトからフラグを立てる/参照する命令を抜き出して、探索的テストと合わせてフラグ分岐のテストを行うようにすることで一定のカバレッジを確保するようにしました。一部複雑な分岐については個別の関数になっていたため、スクリプトを読み取りホワイトボックスのテストを実施しました。
このように、ホワイトボックスとブラックボックスの両側面からアプローチすることでテストの網羅性を高めています。
勅使川原 大輔
QA
2016年グリーに入社。Funplex関連の複数の移管タイトルのQAを担当。その後、QMチームのリスク対応推進担当の兼務などを経てWFSのQAチームへ異動。開発中からヘブンバーンズレッドのQAを担当している。
野本 雅俊
QAマネージャー
2012年グリーに入社後、QAチームのメンバとしてGREE PF関連のQAを担当。その後、WFSのQAチームへ異動し、追憶の青、ダンまち〜メモリア・フレーゼ〜、アナザーエデン他、様々なタイトルの国内外リリースを経験。現在は同チームのマネージャーとしてWFS全般の品質管理業務を統括している。